ハイボールを作るときには炭酸水によって違いが生じることをご存じでしょうか。同じウイスキーでもいつもと違う炭酸水を使うだけで、ハイボールのテイストが変わります。
この記事ではハイボールを作るときにおすすめの炭酸水の選び方をご紹介します。

ハイボールの美味しい作り方も説明しますので、ぜひ試してみてください。




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ウイスキーに炭酸水をプラスするとハイボール?定義と由来

ハイボールのもともとの定義は高アルコールのスピリッツやリキュールなどを炭酸水で割った飲み物を指します。日本では特にウイスキーを炭酸水で割った飲み物をハイボールと呼んでいます。近年では焼酎ハイボール(チューハイ)や日本酒ハイボールのような他のアルコールを割ったものもあります。

ハイボールの名前の由来には諸説あります。1つはアメリカの鉄道でおこなわれていた飲料サービスに由来するという説です。アメリカでは駅で炭酸水などの飲料サービスをしていた時代がありました。駅で飲料サービスをしているときには風船(ハイボール)で知らせていたため、ハイボールという名称が付けられたという説です。

もう1つの例としてスコットランド説があります。スコットランドのゴルフ場でウイスキーを炭酸水で割って飲んでいたときに、高く打ち上げられたゴルフボール(ハイボール)が飛び込んできたという逸話からハイボールと名付けられたという説です。



美味しいハイボールの作り方



炭酸水を使ってウイスキーから美味しいハイボールを作る方法を紹介します。4つのステップで簡単にハイボールを作ることができます。


グラスと炭酸水を十分に冷やす

まずはハイボールを作るグラスと炭酸水を冷蔵庫に入れて十分に冷やしましょう。ハイボールを飲むグラスは自由ですが、タンブラーがよく用いられています。しっかりと冷やすことでハイボールの美味しさが増強されます。


最初に大きめの氷を入れる

ハイボールを作る際、グラスに最初に入れるのは氷です。キンキンに冷えたグラスに氷を入れましょう。一般の家庭用冷蔵庫の製氷皿で作るよりも大きめで丸い氷にするのがおすすめです。


ウイスキーを入れて冷やす

次に氷を入れたグラスにウイスキーを好みの量だけ注ぎます。ウイスキーを入れたらバースプーンを使って混ぜましょう。ウイスキーが冷えれば十分なので、注いだ量にもよりますが数秒かき混ぜるだけで大丈夫です。


炭酸水を静かに入れる

最後に炭酸水を好みの量だけ静かに注ぎましょう。目安としてはウイスキーの3倍~4倍程度の量です。ゆっくりと注ぎ入れることで炭酸が抜けにくくなります。注ぎ終わったらバースプーンでゆっくりと1回だけ混ぜたら出来上がりです。



ハイボールに合う炭酸水の選び方



美味しいハイボールを作るには炭酸水選びが重要です。ここではハイボールに合う炭酸水の選び方のポイントを紹介します。


1:炭酸水の種類

炭酸水には人工炭酸水、天然水炭酸水、天然炭酸水の3種類があります。種類によって特徴があるので好みに合う炭酸水を選ぶのがおすすめです。

人工炭酸水は純水などの精製された水に炭酸ガスを吹き込んで製造している炭酸水です。ガスの吹込み方によって炭酸の強弱を変えられるので、強炭酸から微炭酸までさまざまな製品があります。硬度が低く、特徴的な味わいがあまりないことから、ウイスキー本来の美味しさをそのまま生かすハイボールができます。

天然水炭酸水は天然水に炭酸ガスを吹き込んで製造している炭酸水です。使用している天然水ごとに味わいが変わります。炭酸ガスを後から入れているため、炭酸の強さも製品ごとに異なります。

天然炭酸水は採水した状態で炭酸ガスを含んでいる天然水です。天然水炭酸水と同様に天然由来のミネラルが含まれていて独特の味わいを持っています。炭酸ガスを人工的に追加しないので、天然炭酸水は一般的に口当たりの良い微炭酸になっています。


2:炭酸の強弱

炭酸の強さはハイボールの口当たりや刺激の大きさに大きな影響があるので重要なポイントです。炭酸が強いとガスの発生による刺激が強く、爽快感が得られます。炭酸が弱いと口当たりがソフトで飲みやすくなります。

炭酸の強さの指標としてGV(ガスボリューム)が一般的に用いられています。GVとは1リットルの水に含まれている炭酸ガスの量を示す単位です。

例えば、3.0GVであれば1リットルの炭酸水に3リットルの炭酸ガスが含まれているという意味です。強炭酸と言われる炭酸水の場合には、4.0〜5.0GV程度になっているものが多い傾向があります。


3:硬度

炭酸水は硬度で選ぶのもおすすめです。ハイボールの繊細な味わいにこだわりたい人は炭酸水の硬度を確認しましょう。硬度は水に含まれているミネラルのうち、カルシウムイオンとマグネシウムイオンの濃度から算出される指標です。日本では以下の計算式によって算出しています。


硬度=カルシウムイオン濃度×2.5+マグネシウム×4.1 (mg/L)

日本の水道水の平均硬度は50mg/Lですが、東京都の水道水では平均硬度が60mg/Lで地域差があります。WHO(世界保健機関)の基準では0~60mg/L未満が軟水、60~120mg/L未満が中程度の軟水、120~180mg/L未満が硬水、180mg/L以上が非常な硬水です。

硬度が低い軟水の方がウイスキーの味わいに干渉することがなく、本来の味わいを生かすことができます。一方、硬度の高い炭酸水を使ってミネラルの味わいを生かすのもハイボールの楽しみ方としておすすめです。



炭酸の強弱によるハイボールの変化

ハイボールは炭酸の強弱を変えるだけでも美味しさが広がります。強炭酸と弱炭酸とでは飲んだ時の印象が変わることから、炭酸の強さが異なる炭酸水を用意してハイボールを楽しむのもおすすめです。強炭酸、弱炭酸のそれぞれの特徴をご紹介します。


強炭酸の場合

強炭酸の場合にはハイボールは刺激的な口当たりやのど越しになります。炭酸によるパチパチとした刺激を受けられるので、夏の暑い日にゴクリと飲むと気分が爽快になるでしょう。ただし、GVが大きい炭酸水でハイボールを作ると、ウイスキーが本来持っている香りを乱してしまうので注意が必要です。炭酸ガスが発生したときに芳香成分が抜けていってしまうためです。

強炭酸の刺激的なハイボールを飲むときにはすっきりとした軟水がマッチします。また、香りが抜けてしまう分を補うためにレモンやライムのように爽やかなフレーバーの炭酸水を使うのもおすすめです。ハイボールと柑橘系のフレーバーはよく合うので、好みのフレーバーの炭酸水でハイボールを作って楽しみを広げましょう。


弱炭酸(微炭酸)の場合

弱炭酸や微炭酸の場合にはハイボールは穏やかな仕上がりになります。炭酸ガスが少ないと繊細な気泡が柔らかく刺激してくれるくらいになり、ゆっくりと時間をかけてハイボールを楽しむことができるでしょう。炭酸ガスが抜けていくスピードも穏やかなので心地良い刺激を受けながら貴重なひとときを過ごせます。

炭酸が弱い炭酸水ならハイボールを作ってもウイスキーの風味を損なうことがありません。むしろ少量の炭酸で芳香を引き立てる効果もあります。弱炭酸ならノンフレーバーの炭酸水でこだわりのウイスキーをハイボールにするのがおすすめです。軟水で作るとすっきりしていて飲みやすいですが、硬度が少し高めの天然水で味わいを加えるのも一興です。



硬度の違いで楽しむハイボール

炭酸水の硬度の違いを生かすとハイボールの味わいが一層深くなります。美味しいハイボールを飲みたいときには硬度の違う炭酸水を使って飲み分けるのも楽しいでしょう。ここでは硬水と軟水に分けて、炭酸水の硬度とハイボールの味わいの違いを説明します。


硬水の場合

硬水の炭酸水を使用するとウイスキーの香りに味わいでアクセントを付けたハイボールになります。ミネラルによって味覚が刺激されるので、深みが生まれるのが特徴です。ピーティーなウイスキーやスモーキーなウイスキーとの相性が良く、ゆっくりと時間をかけて飲むシーンに向いています。炭酸水はウイスキーの香りに影響を与えないノンフレーバーを選ぶのがおすすめです。炭酸が強すぎない炭酸水を選ぶことでウイスキーの香りと硬水の味わいの調和を楽しめます。


軟水の場合

軟水の炭酸水では口当たりが良くてすいすいと飲めるハイボールが出来上がります。マイルドで甘みを感じさせるバーボンやジャパニーズウイスキーには軟水がマッチします。炭酸の強弱はシーンによって合わせるのがおすすめです。強炭酸ですっきりとした気分になりたい、弱炭酸でゆっくりと落ち着いて飲みたいという両方のシーンに使えるのが軟水の炭酸水です。強炭酸にするときにはレモンなどの柑橘系フレーバーの炭酸水を使ってみるのもおすすめです。



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まとめ

ハイボールは炭酸水の種類によって美味しさが変わります。ウイスキーが同じでも炭酸の強弱や炭酸水の硬度によって味わいやのど越し、口当たりに変化があるからです。ハイボールには軟水がマッチしやすいですが、硬度の違いによって風味が異なります。炭酸の刺激が欲しいかどうかも考えて適度なGVの炭酸水にすると、シーンに合ったハイボールを作れるでしょう。炭酸水のフレーバーも生かすとさらにハイボールの楽しみが広がるので、シーンごとに炭酸水を用意してハイボールを作るのがおすすめです。



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参照元:

水の硬度 | 水源・水質 | 東京都水道局

第7回 水の味-軟水と硬水 – 三原市水道部